鉄道模型製作の中でキット品を購入した場合、必要な部品がすべて揃っているので、組み立てや塗装を行う、インスタントレタリングを施して完成させる事が出来ます。しかし、プラスチック製の板を使って鉄道模型を製作する場合には材料や部品購入などが必要になります。
その流れとしては、鉄道模型に必要な素材を決める事が先決です。真鍮を使えばリアル感が出る、重量感もあるなどのメリットがありますが、加工のしやすさを考えた場合にはプラスチックの板を使うのが一般的と言えましょう。プラ版などと呼ぶ板は、模型を販売しているお店に行けば入手が可能で、板の厚みも0.1ミリ~0.5ミリなどのように、色々な厚さのプラ版があるので、必要に応じて使い分けるのがお勧めです。
尚、プラ版には半透明タイプと透明タイプがあるので、半透明タイプは車両のボディに使用し、窓を加工する時には透明のプラ版を使えば車内の様子を外側から見る事が出来ます。ちなみに、鉄道模型にはパンタグラフや車内の照明用ランプ、連結器、床下機器などの部品が使用されていますが、こうしたパーツ類は鉄道模型店に行けば購入が出来ますし、気動車などに使うDCモーターや車輪なども購入可能です。
インレタの貼り方について
鉄道模型は完成品の他にも手作りが出来るキット品が用意してあります。完成品の場合は、そのままジオラマの中に入れて自走させる、写真や映像を撮影する事が出来ますが、キット品の場合には最初に鉄道模型を完成させる作業が入ります。
これは製作する楽しみを持つ魅力、完成品よりも価格が安いなどのメリットもあります。キット品を利用した場合の製作の流れは、本体の組み立て、塗装、車輪や床下パーツ、パンタグラフ、連結器などの取り付けなどになりますが、鉄道車両には電車や客車、電気機関車などそれぞれ車両の形式表示が付いています。例えば、「クモ 333-1234」などの表示があるのを見た事がある人は多いと言えましょう。さらに、鉄道会社のロゴマークなども車両に刻印が行われています。完成品の場合には既に車両に刻印等が行われていますが、キット品の場合にはインレタを使って製作する必要があります。
インレタはインスタントレタリングなどの意味を持つもので、キット品に含まれている場合と含まれていない場合があります。含まれていない場合でも、鉄道模型を販売しているお店で売っているので購入しておきましょう。尚、インレタは塗装が完了した後に利用する事になりますが、塗装が完全に乾燥した状態で行う事をお勧めします。
鉄道模型は初心者向けのセットが簡単でおすすめ
鉄道模型は、ただ車両やレールを適当に揃えればよいというものではなく、レールの寸法などを最適な組み合わせをしていかなければいけません。初心者だと何を買えばよいのかわからなくて、なかなか手が出せないと悩むこともあります。もちろん、間違った組み合わせを買ったとしても、色んな種類の鉄道模型をつくっていけばよいのですからまるっきり無駄になるではないですが予算にも限りがあるので、出来るだけ失敗はしたくないところです。
失敗の中からを学ぶこともまた楽しみの一つと考えることもできますが、まず列車を走らせて見たいと思うのであれば、初心者向けのスターターセットを購入してみると良いでしょう。セットであれば鉄道模型で必要となる車両にレール・コントローラーが揃っています。単品で買い揃えていくのとは違い、寸法などを間違えてしまうことはないので初心者でも簡単に始めることが出来ます。
本当に基本的なものしか入っていないので、最初は物足りないかも知れませんが、自分の手で初めて動く鉄道模型を組み立てることが出来ればモチベーションも高まって長く続けられます。そうしていろんなセットを買っては走らせていき、知識や必要な道具などを増やしていった後に同じ規格の商品を買い足して増設させていくことで複雑な鉄道模型を楽しめるからです。
新幹線に在来線、機関車といろいろと種類があります。個別に買うよりも安い価格設定になっているので、そういう意味でも手を出しやすいです。