鉄道模型製作の流れと改造

鉄道改造

キット品を使う事で鉄道模型は作る楽しみも与えてくれます。キット品には樹脂や真鍮などの素材の商品がありますが、樹脂素材などの場合はプラモデルと同じようにランナーに必要パーツが繋がった状態で収められているのが特徴です。

作り方の流れとしては、ランナーから部品を丁寧に取り外しながら説明書に記載してある通りに鉄道模型を組み立てます。尚、キット品の場合は塗装が行われていないので、説明書に記載してある塗料を買い揃えておく必要があるので、模型店で購入する時に塗料も併せて買っておくと良いでしょう。電気機関車や1両編成で運行している気動車などの場合、パイロットランプを使ってヘッドライトを取り付けた場合には、模型が前進および後進時のいずれもランプが点灯する事になります。

これは、パイロットランプは極性に関係なく常に電源が与えられている時にはランプが点灯する仕組みを持つからです。しかし、改造する事で好みの鉄道模型にする事も出来ます。この場合は、パイロットランプを発光ダイオードに変えてあげれば良いのです。発光ダイオードはアノードとカソード2つの電極があり、アノードはプラス、カソードはマイナスになるので進行方向を考えて改造する事で進行方向側のヘッドライトだけが点灯する事になります。

接着剤の種類について

鉄道製作

鉄道模型の素材には真鍮や金属、木材やプラスチック、紙など色々な種類があります。鉄道模型を製作する時には、それぞれのパーツを結合するための接着が必要になりますが、鉄道模型で多くの人が利用しているのがゴム系接着剤です。

ちなみに、接着する時基本は、接着する双方にゴム系接着剤を塗布する、乾いた段階で押し付けるように接着する流れになります。尚、真鍮や金属などの場合、車両本体の結合を行う時に効果を出してくれるのが半田です。最近の半田には鉛が入っていない無鉛半田などもありますが、無鉛半田は鉛入りと比べた場合融点温度が高いため、普通の半田ゴテでは半田を溶かす事が出来ません。

鉄道模型の組み立ての中で半田を使う時には、半田の種類に応じた半田ゴテを使用する事をお勧めします。尚、半田も一種の接着剤で、半田の良い所は何度でも結合と取り外しが出来る点にあります。一般的なボンドなどの場合、一度結合させて完全に乾いてしまえば結合した部分を取り外す事は難しいのですが、半田の場合は半田ゴテを当てて半田を溶かす、結合部分を離れさせる事が出来るなどの特性を持ちます。金属類のみに適用されるのが半田ではありますが、材料を選ぶ事で半田での結合が可能になるわけです。