鉄道模型を長く楽しむ為のメンテナンス

鉄道模型は、ただ単に鑑賞する目的で飾っておくタイプや実際の風景や情景を再現するジオラマを製作し、その中を走行させるタイプがあります。観賞用であればアクリルケースの中なので、汚れる頻度は少ないものの走行させるのが目的の鉄道模型は、どうしても汚れるのでメンテナンスが必要になります。

鉄道模型の中でも人気のあるNゲージ車両ですが、最近はメンテナンスフリーになりつつあります。しかし、長時間走らせず保管すると、車輪のゴムが劣化し動かなくなったりスムーズな走りができない事もあります。この様な場合は、専用の潤滑オイルを台車に注入する事で解決します。一般に売られているオイルは、故障の原因となるのでオススメできません。車両の他にも重要なのがレールです。

鉄道模型のトラブルで多いのが、レールの汚れが原因によるものがあります。車両や室内灯が点滅し動きがギクシャクする場合は、考えられる原因です。レールから電気を供給する為に、汚れが酷くなりこまめな清掃が必要です。専用のレールクリーナーを用いて確実に汚れを落とし、車輪も綺麗にするのが重要です。使い方は、布や綿棒などに適量を付けて拭き取る流れです。長く鉄道模型を走らせるには、定期的なメンテナンスが必須です。

必要なクリーニング

鉄道模型の魅力は、自分の好きな車両をレイアウトを考えたジオラマ上で走行させる事です。もちろん鑑賞だけが目的の方もいますが、模型と言っても忠実に再現された車両が走っている姿を見るのは、鉄道模型の醍醐味です。しかし、長い時間走行を続けていると様々な不具合が生じます。鉄道模型の車両は、実車と異なりパンタグラフから電気を取り入れる構造ではありません。

2本のレールの1本を正極としもう片方を負極として、車輪で集電してモーターへ電気を送る流れになります。よって一番肝心なレールと車輪が汚れていると接触不良が起きて、ギクシャクした動きやライトがチラ付く原因になります。これらの不具合が生じる前に定期的なクリーニングが必要になります。汚れを取るには専用のレールクリーニング液が各メーカーで販売されています。

塗装用の薄め液を代用して行う方も居ますが、シンナーなので知識が無いと車体などの部材を溶かしたり悪影響を及ぼす為、お勧めできません。クリーニング液を綿棒や布に浸み込ませて、細かい部分まで丁寧に行う必要があります。部材が小さく清掃箇所も多いので、根気のいる作業ですが、確実に行う事で快適な走行に繋がります。汚れは、長くなれば落とすのが大変なので定期的に行うのが大切です。